「ディズニー・アート展 いのちを吹き込む魔法」に行ってきました。
東京での公開が終了し、今は大阪に来ています。
この展覧会ではディズニー・アニメーション・リサーチ・ライブラリーが厳選した約500点の原画が出展されています。
初期のミッキーマウスから、最新作までが一堂に展示されています。
初期というのはミッキーマウスのデビュー作は1928年『蒸気船ウィリー』とミッキーの真のデビュー作?らしい『プレーン・クレイジー』という作品があり
この両作品の貴重な原画を同時初公開されていました。
最新作あたりはアナ雪、ベイマックスといった最近の作品です。
鉛筆画が味わい深い・・・
原画だけでなく動画による説明なども含めて想像以上に見ごたえのある展示会で した。
近年の作品はコンピュータシミュレーションなどのテクノロジーがふんだんに利用さていますが、鉛筆描きから始まってそこにいたるまでの工夫や経緯をたどることができます。
細かいところまでのこだわりやディズニーという歴史を感じることができます。
コンピュータがない時代にはアイデアが詰まってたくさんの時間と労力をかけて白雪姫やピノキオが完成したということを改めて知りました。
とともに今では何気なく見ていたシーンの1つ1つに力がこもっているというのも知ることができました。
個人的には初期の頃の鉛筆画がなんともいえない味わい深い表現で一番よかったです。
デジタル画も美しいけれど、鉛筆画のノスタルジーな感じはなんなんでしょうね。
ディズニーアニメに興味はなくても、アニメが好きであれば楽しめる展覧会だと思います。
コンピュータグラフィックス(CG)の力はやっぱりすごい
IT技術の影響はアニメを大きく変えた1つの要因であることに間違いはないと思います。
たくさんのCGが利用されているのは知っていましたが、本当にこだわっているんだと思いました。
特に展示動画の1つに「雪」を事例にとってコンピュータシミュレーションをどう利用しているかという説明動画がありました。
物理的法則で動きをシミュレーションするのはもちろんですが、重たい雪(水分が多い)とかパウダースノーなのかなど雪質などにもこだわって検討しているのが興味深かったです。
説明動画もディズニーらしく、アナ雪のシーンやジョークも盛り込まれてわかりやすく説明されていました。
コンセプト・アート
コンセプト・アートというのはキャラクターの性格や動き、ルックスを決定するためのデザイン画です。
たくさん展示されていました。
赤い髪の白雪姫が印象的でした。いろんなクリエイターやアニメーターたちのアイデアが出し合ってより良いものを目指すんですね。
限定グッズがたくさん!
この展示会の特徴の1つはグッズの限定グッズの多さではないでしょうか。
普通の美術関係の展示グッズとははるかにしのぐ限定グッズの量。
そしてそれに群がる私も含めた多くのゲストたち・・・いやパークではないのでゲストとは言わないか。
本当に可愛く、実用的なものも多く、シーやランドよりお安いお値段設定(に感じる)
心からカワイイと思ってしまったこちら。
ぬいぐるみ ウィリー
3,700円(税抜)
蒸気船ウィリーの自立式、飾るぬいぐるみです。
我慢しました・・・この写真で我慢します。
ちなみに展示は撮影禁止ですが、グッズ会場は撮影OK!
大阪会場限定の品などもあり
会場毎に限定品がでるの?Dヲタを全国に走らせたいのか?
という考えがよぎりましたが、グッズの種類が増えて満足する人が増えるのでよいのでしょう。
大阪会場は来月の21日まで。
その後は新潟、仙台に巡回します。
ご都合あればぜひ、見ごたえある展示でした。
今日もありがとうございました。
※補足開催日程:http://da2017.jp/outline.htmlより
東京展:終了
大阪展:
大阪市立美術館 2017年10月14日(土)~2018年1月21日 (日)
新潟展:
新潟県立近代美術館 2018年2月17日(土)~5月13日(日)
仙台展:(どうして宮城展といわないのか・・・)
宮城県美術館 2018年6月16日(土)~9月30日(日)