t検定

t 検定ツール(2つのグループの平均値を比較)

~2つのグループの平均値に差があるかを調べる~

数字の「平均」を比べたいときってありますよね。

  • 「A群とB群で、血圧の平均値は違う?」
  • 「男性と女性で、コレステロールの平均値は違う?」
  • 「新薬を飲む前と飲んだ後で、数値は変わった?」

そんな「2つのグループの平均値に統計的な差があるか」を調べるのが t検定 です。 このページでは、データを貼り付けるだけで簡単に計算できるExcelツールを配布しています。

※補足:「平均」ではなく「割合(%)」を比べたい場合は、t検定ではなく「カイ二乗検定」を使います。

このツールの特徴

  • 簡単! Excelファイルを開いてデータを入力するだけ(※エラー防止のため、数値は必ず半角数字で入力してね)。

  • 自動判定 P値が自動で表示されます。

  • 対応データ数 最大1500行まで入力可能です。

 t検定を使う前に:大事な3つの確認ステップ

正しい結果を得るために、以下の3点だけ確認してから使いましょう。

Step 1|データの種類はどっち?(対応の「あり・なし」)

t 検定には大きく分けて2種類あります。あなたのデータはどちらですか?

種類 説明 具体例
A. 対応なし
(Unpaired / 独立2群)
別々の人やグループを比較する場合
  • A群(50人) vs B群(50人)
  • 男性 vs 女性
  • 薬Aを飲んだ人 vs 薬Bを飲んだ人
B. 対応あり
(Paired)
同じ人・対象の前後を比較する場合
  • 同じ人の「治療前」vs「治療後」

Step 2|データは極端に偏っていない?(正規分布が前提)

t 検定は、データがだいたい釣鐘型(正規分布)にばらついていることが前提です。

<正規分布のイメージ図>

▼ 注意が必要なデータの例

  • 外れ値がある1, 2, 1, 3, 100, 120 (極端に大きい数字が混ざっている)

  • 偏りすぎている0, 0, 1, 0, 0, 50 (ほとんどが0)

データが正規分布していない(極端に偏っている)場合、t検定の結果(P値)はあまり信用できません。

その場合は、t 検定ではなくノンパラメトリック検定(マン・ホイットニーのU検定(ウィルコクソンの順位和検定)など)の使用を検討してください。

Step 3|対応なしの場合:2つのグループの「ばらつき」は同じ?(等分散性)

データの散らばり具合(分散)が「同じ」か「違う」かで、計算方法が変わります。

  • A群: 100, 101, 99, 100 (みんな平均に近い=ばらつき小)

  • B群: 50, 150, 80, 120 (平均から遠い人もいる=ばらつき大)

どうすればいい?

配布しているツール(対応なしt 検定)では「F検定」という方法でばらつきを自動チェックしています。

  • ばらつきが同じ → 等分散のt 検定(Studentのt 検定)

  • ばらつきが違う → Welch(ウェルチ)のt 検定

※ツールでは両方結果が出ていますので、結果画面で適切な方の数値を参考にしてください。

Excelツール ダウンロード

ご自身のデータのタイプに合わせて、以下からダウンロードしてください。

① 対応なし(2つのグループが別々)t検定

対応なし(2つのグループが別々)t検定

② 対応あり(ペアデータ・前後比較)t検定

対応あり(ペアデータ)t検定