前回は、「深い知識」「進級」「基礎的」という言葉を勉強しました。
今回は、日本語能力試験N2の語彙テキストを使いながら、4人でフリートーク。
私と外国人同僚に加えて、日本人同僚が2人参加。
気が付けば、日本人3人対外国人1人という、仲間も増えてなかなか心強い(?)レッスンになりました。
# 「軽いお辞儀」を実演してみる
今回のテキストに出てきた言葉の一つが、
軽いお辞儀
でした。
「軽い」と聞くと、
重い・軽い
のイメージが強いですが、お辞儀の場合は少し違います。
そこで日本人同僚が実際に軽く頭を下げて実演。
言葉だけで説明するよりも、実際に見た方が早い(笑)。
こういうところは対面で話す良さだなと思います。
# 「お礼」って何だろう?
テキストに、
「お礼に何かプレゼントする」
という例文が出てきました。
そこで外国人同僚から、
「お礼って何ですか?」
という質問。
日本人同僚が、
「Thanks かな?」
と説明。
ところがそこから話が広がります。
# お礼とお辞儀は違う?
私たちは、
「お礼」と「お辞儀」は違うよね、
という話を始めました。
お辞儀は行動。お礼は感謝の気持ち。なのか??
でも、神社でお参りするときのお辞儀は?
あれはお礼? 感謝? 挨拶?
気持ちが入るとお礼になるのかな?
などと話し始めると、だんだん分からなくなってきました。
# 日本人3人で悩む
最終的に、日本人3人で
「うーん……」
と頭を抱えることに。
その様子を見ていた日本人同僚が、
「こんな複雑な日本語を勉強するの、大変だね」
と言っていました。
本当にその通り。
ネイティブの日本人が3人集まっても、
きれいに説明できない言葉がある。
それなのに外国語として勉強しているのですから、大変なはずです。
# 仲直りという言葉
他にも、
仲直り
という言葉を勉強しました。
けんかをしたあと、また仲良くなることです。
これは比較的イメージしやすかったようです。
以前勉強した
「仲良し」
とも少しつながるので、
記憶にも残りやすかったのではないかと思います。
# 大家と家主
そしてもう一つ盛り上がったのが、
大家(おおや)
家主(やぬし)
でした。
テキストには普通に出てきているのですが、
改めて考えると、家主ってどういう意味だろう?という話に。
大家は分かる。でも家主は?
所有者? 貸している人? 住んでいる人?
これまた日本人側が考え込んでしまいました。
# 日本人も完璧ではない
今回のレッスンで改めて感じたのは、
日本人だからといって、すべての言葉を完璧に説明できるわけではないということです。
もちろん感覚的には使っています。
でも、
「どういう意味?」
「何が違うの?」
と聞かれると急に難しくなる。
そんな言葉がたくさんあります。
日本語教師のプロになるなら、この辺りは全部ちゃんと文献調査しなくちゃ!ってことになるんでしょうね。
# やってみて感じたこと
最近のレッスンでは、私が教えるというより、みんなで日本語を観察しているような時間が増えてきました。
外国人同僚が質問する。
日本人同僚が説明する。
別の日本人同僚が別の意見を言う。
そして全員で悩む。
そんな流れです。
でも私は、それも悪くないと思っています。
むしろ、「日本人も完璧に分かっているわけではない」
ということを知ってもらうのは大事なことかもしれません。
日本語は難しい。
でも、日本人も時々分かっていない。
そんなときは一緒に考えればいい。そんな時間も勉強になる。
そんなことを感じたレッスンでした。