カテゴリー
日本語教師

外国人プログラマと学ぶ日本語11:「深い知識」「進級」「基礎的」を教えてみた。でも授業が順調すぎても不安なのだ

前回は「青いの」の「の」をテーマにレッスンをしました。

今回は、
深い知識
進級
基礎的
という3つの言葉を勉強しました。

学習者の同僚からの教えてほしい用語の3つです。

# 今回のテーマ
まずは「深い知識」。

単なる「知識」と何が違うのかを確認しながら、
Pythonを知っている

Pythonで設計・開発・改善できる
の違いを例にしました。
エンジニアなので例文もそれっぽくしてみました。

続いて「進級」。

スライドには
小学3年生 → 小学4年生
という例を入れていました。

そして、
N3 → N2
は進級なのか?
という話もしました。

結論としては、
「レベルアップのイメージは近いけれど、日本語では普通は進級とは言わない」
ということを確認しました。

その流れで、
 進級
 進学
の違いも説明。

進級は同じ学校の中で学年が上がること。
進学は学校が変わること。

このあたりも問題なく理解できていました。

# 「基礎」と「基礎的」
基礎は名詞。
基礎的は形容詞。

日本語母語話者なら感覚的に使っていますが、
改めて説明しようとすると意外と難しい。

例文として、
N3の基礎を復習する
基礎的な漢字をもう一度確認する
を使いました。

# 「身に付く」を追加で説明
今回、唯一補足したのが
深い知識が身に付く
という例文に出てきた
身に付く(みにつく)
でした。

言葉自体は今回のテーマではありませんでしたが、
意味が分からないということでので説明を追加。

「勉強したことが自分の力になること」
というイメージで話しました。

それ以外は特に大きく詰まることもなく、
かなりスムーズな授業でした。

# 順調なのに不安になる
授業が順調だったのですが、不安になりました。

最近のレッスンは、
質問が出たり、
予定外の話題に広がったり、
日本人同僚も巻き込んで議論になったり、
そんな回が続いていました。

今回は比較的ストレート。

説明して、
例文を見て、
会話練習をして、
理解できた。

もちろん、それは良いことです。

でも終わったあと、
「なんだか単調だったかな?」
という気持ちも少しありました。

# 日本語教師は面白さが必要なの?
授業は分かりやすければ十分なのか。
それとも、面白さが必要なのか。

もちろん学校の授業ではありませんし、
職場でのちょっとした日本語レッスンです。

でも、
「今日は面白かった」
と思ってもらえる工夫も欲しい。
そんなことを考えるようになりました。

# 次の課題
今のところ、
単語の意味を説明して、
例文を見て、
会話練習をする。
という流れが中心です。

それで理解はしてもらえています。

でも、
ゲーム形式にしてみるとか、
もっと本人の仕事や経験に結びつけるとか、
まだ工夫できることはありそうです。