今回のレッスンでは、
「この服を青いのに交換してください」
という文に出てくる「の」について勉強しました。
日本人なら自然に使いますが、外国人学習者にとってはなかなか不思議な表現です。
だって「青い服」の「服」が「の」になっちゃうんですよね。
赤いの
新しいの
大きいの
静かなの
などの例を使いながら、
「形容詞+の」
という形を紹介しました。
# 今回も日本人同僚が途中で参戦
レッスンの途中から、いつもの日本人同僚が参加してくれました。
そして会話の中で、こんな例文を作ってくれました。
「昨夜はハンバーグでした。
この弁当のおかずは昨日のです。」
すると私は一瞬固まりました。
あれ? 今の「の」は何だろう
今回教えていたのは、
青いの
新しいの
のような、
形容詞+の
という形でした。
でも、
「この弁当のおかずは昨日のです」
の「昨日の」は違います。
形容詞ではありません。
「あれ? 今の『の』は今回説明したルールに当てはまらないぞ」
と気付きました。
教えると、自分の理解も試される(汗)
私は
形容詞+の
という形で整理して説明していました。
でも実際には、
昨日の
私の
この店の
のような「の」もあります。
つまり、
私の説明は間違いではないけれど、
説明としてはまだ不十分だったわけです。
# そんな時、学習者の方がうまく説明する
私が少し焦っていると、
外国人同僚が一言。
「英語でいうと “this one” ?」
なるほど!
確かに、「青いの」
は状況によっては
the blue one
に近い感覚があります。
それを聞いて、
私も日本人同僚も」
「そうそう!
と大きくうなずいていました。
# やってみて感じたこと
今思うと、少しあいまいな授業だったかもしれません。
途中で予定外の例文が出てきて、
私も考え込んでしまいました。
みんなで日本語を観察しているような時間でした。
今回あらためて思ったのは、
教えることは、自分の理解の穴を見つけることでもある
ということです。
私は「形容詞+の」を説明したつもりでした。
でも実際に会話が始まると、
その説明だけでは足りない場面が出てきます。
そして、その不足している部分に気付かせてくれたのは、
学習者の同僚と日本人同僚でした。
でも、
「なぜこうなるんだろう?」
をみんなで考える時間は、とても面白かったです。
日本語教師を目指している私にとっても、
学ぶことの多いレッスンになりました。