前回は、「仲良し」「仲がいい」「仲良く」をテーマに、日本人同僚も交えてレッスンをしました。
今回も引き続き、同僚が持っているN2のテキストを使いながら、日本人同僚を含めた3人でフリートーク形式の勉強会です。
テキストを読みながら、
「この言葉はどういう意味ですか?」
という質問が出たら、その場でみんなで考えながら説明していきました。
# 「約束を破る」がわからない
今回最初に質問が出たのは、
約束を破る(やくそくをやぶる)
という表現でした。
「破る」という漢字は見たことがあっても、意味がすぐに出てこなかったようです。
確かに、
・紙を破る
・ルールを破る
・約束を破る
など、物理的な意味と比喩的な意味の両方があります。
# 「まるで」「たとえ」がわからない
続いて出てきたのが、
・まるで
・たとえ
です。
ここで活躍したのが日本人同僚でした。
英語で、
まるで → like や as if
たとえ ~でも → even if
という形で説明してくれました。
すると、外国人同僚もすぐに理解できたようでした。
# 英語を使うべきか問題
このやり取りを見ていて、ふと思い出したことがあります。
日本語教師養成講座でお世話になった先生が、
「英語を見せることはあっても、教師自身は日本語のみで」
と話されていました。
当時は、
「なるほどな」
と思ったのを覚えています。
日本語を学ぶ時間なのだから、日本語で考え、日本語で理解する力を育てる。
その考え方には大いに納得しています。
私自身も、基本的にはその方針に賛成です。
ただ、私たちのレッスンの環境は少し特殊です。
フリートーク式の会話レッスンは、私だけではなく、日本人同僚も参加している。
そしてその日本人同僚は日本語を教える訓練はもちろんしていませんが、工夫して英語を使いながら説明してくれる。
英語を使った説明は外国人同僚も質問しやすそうでした。
こういうのも、これはこれでアリ!
と思いました。
もちろん、日本語教師の立場からは、正しいやり方かどうかは分かりません(笑)
でも少なくとも、その場の全員が楽しく学べていたのは確かでした。
# 「この服を青いのと…」の「の」
今回のわからない箇所ですぐに説明できないのが
「この服を青いのと交換して」
のような文に出てくる
「の」
です。
言われてみれば、確かに難しい。
日本人なら何も考えずに使っていますが、
「青い服」の「服」が省略されている。
上手く教える方法もぱっとでてこないし、時間も終了時間に近かったので
次回、改めて説明することにしました。
# やってみて感じたこと
そして改めて感じたのは、
一人で教えるのと、みんなで教えるのは違う
ということです。
私だけでは思いつかない説明が出てきたり、
英語が使えたり、
「それってどういう意味だろう?」と一緒に考えたり。
日本語教師としてはまだ勉強中ですが、
こういう時間そのものが、とても良い学びになっている気がします。