前回は、「脳を鍛える」という言葉をテーマでやりました。
今回は、同僚が持っていたN2のテキストを使って、
家族・知人・親戚に関する言葉をテーマにフリートークをしました。
フリートークスタイルになったのは、私の教案が間に合わなかったから笑
忙しかったんですよね、そんなこともある
しかも今回は、もう一人日本人の同僚にも入ってもらい、
3人での日本語レッスンです。
#お互いの家族の話をしてみた
今回のテーマが家族だったので、
お互いの家族構成についても話しました。
テキストだけを読むより、
実際に自分の話をしながら使うと、言葉も記憶に残りやすそうです。
#「仲良し」って何?
外国人同僚が、
「仲良しって何ですか?」
と質問がありました。
そこで私と日本人同僚で、
「関係がいいこと」
「仲がいい人のこと」
などと説明しました。
さらに、
「私たちは仲良しです」
のような使い方も紹介。
……すると今度は、
『仲良し』は活用はどうなるのか
という疑問が。
私はそこで止まりました。
「あれ……? 仲良しって何グループ……?活用って……わからん!」
#日本人は「1グループ・2グループ」で覚えていない
すると外国人同僚が、
「日本人はグループで覚えていないんですか?」
と質問がありました。
そこで、日本人同僚が一言。
「グループって何?」
外国人学習者にとっては、
日本語の活用は
・1グループ
・2グループ
・3グループ
で整理するのが普通です。
でも、日本語母語話者は、そういう形では覚えていません。
自然に身について、何も考えたりしなくても使いこなしています。
改めて、
「ああ、母語ってそういうものなんだな」
と思いました。
#歌で覚えました??
ちなみに私は、日本語教師の勉強の中で、
「活用は歌で覚える」
という方法を教わりました。
そこで、
「歌で覚えました?」
と聞いてみたのですが、
外国人同僚は、
「いいえ、歌では覚えていません」
とのこと。
歌で覚えなくてよかったとは、
「すごい、メモリ力が強い(笑)」
と言ってしまいました。
タイムアップで説明できなかった用語に
「目下」「目上」がありました。
日本人同僚が時間をつくって、どこかで説明してくれることになりました。
こうやって、教える側も仲間が増えるのは嬉しいことです。
# 日本人でも説明が難しい
日本人でも説明があいまいな言葉が結構あるなと思います。
例えば、
・姉妹 → 女だけ
・兄弟 → 男だけ? いや、男女でも使う?
など、日本人側でも少し考え込む場面がありました。
普段は自然に使っている言葉でも、いざ説明しようとすると難しい。
#「長男」「長女」が出てこない
もう一つ印象的だったのが、
・長男
・長女
・末っ子
の話です。
外国人同僚が、
「N3で勉強したのに、長男と長女が思い出せない!」
と悔しそうにしていました。
覚えたはずなのに、とっさに出てこない。
よくあります。
普段使っていないような言葉が出てこないのは、私もしょっちゅうです。
# 「夫人」はなぜ妻?
「夫人」は漢字だけ見ると、
「夫の人」
なので、一見すると男性側の言葉に見えます。
でも実際は、「夫人」は妻を指す言葉です。
それを説明しながら、
「昔は男性中心の社会だった背景もあるのかな」
など、日本語そのものについても少し考えました。
言葉を学ぶと、文化や歴史にも考えが広がります。
# やってみて感じたこと
今回は、日本人同僚も加わったことで、
いつもより会話の輪が広がりました。
私一人では思いつかない説明もあり、
逆に日本人側が「え、どう説明するんだろう」と悩む場面もありました。
日本語を教えるというより、
みんなで「日本語を観察している」ような時間だった気がします。
こういうレッスンも、いいなと思いました。