カテゴリー
日本語教師

外国人プログラマと学ぶ日本語7:家族について会話する

前回は、「脳を鍛える」という言葉をテーマでやりました。

今回は、同僚が持っていたN2のテキストを使って、
家族・知人・親戚に関する言葉をテーマにフリートークをしました。

フリートークスタイルになったのは、私の教案が間に合わなかったから笑
忙しかったんですよね、そんなこともある

しかも今回は、もう一人日本人の同僚にも入ってもらい、
3人での日本語レッスンです。

#お互いの家族の話をしてみた

今回のテーマが家族だったので、
お互いの家族構成についても話しました。

テキストだけを読むより、
実際に自分の話をしながら使うと、言葉も記憶に残りやすそうです。

#「仲良し」って何?

外国人同僚が、
「仲良しって何ですか?」
と質問がありました。

そこで私と日本人同僚で、
「関係がいいこと」
「仲がいい人のこと」
などと説明しました。

さらに、
「私たちは仲良しです」
のような使い方も紹介。

……すると今度は、

『仲良し』は活用はどうなるのか

という疑問が。

私はそこで止まりました。

「あれ……? 仲良しって何グループ……?活用って……わからん!」

 

#日本人は「1グループ・2グループ」で覚えていない

すると外国人同僚が、
「日本人はグループで覚えていないんですか?」
と質問がありました。

そこで、日本人同僚が一言。
「グループって何?」

外国人学習者にとっては、
日本語の活用は
・1グループ
・2グループ
・3グループ
で整理するのが普通です。

でも、日本語母語話者は、そういう形では覚えていません。
自然に身について、何も考えたりしなくても使いこなしています。

改めて、
「ああ、母語ってそういうものなんだな」
と思いました。

#歌で覚えました??

ちなみに私は、日本語教師の勉強の中で、
「活用は歌で覚える」
という方法を教わりました。

そこで、
「歌で覚えました?」
と聞いてみたのですが、

外国人同僚は、
「いいえ、歌では覚えていません」
とのこと。

歌で覚えなくてよかったとは、
「すごい、メモリ力が強い(笑)」
と言ってしまいました。

タイムアップで説明できなかった用語に
「目下」「目上」がありました。

日本人同僚が時間をつくって、どこかで説明してくれることになりました。

こうやって、教える側も仲間が増えるのは嬉しいことです。

# 日本人でも説明が難しい

日本人でも説明があいまいな言葉が結構あるなと思います。

例えば、
・姉妹 → 女だけ
・兄弟 → 男だけ? いや、男女でも使う?
など、日本人側でも少し考え込む場面がありました。

普段は自然に使っている言葉でも、いざ説明しようとすると難しい。

#「長男」「長女」が出てこない

もう一つ印象的だったのが、
・長男
・長女
・末っ子
の話です。

外国人同僚が、
「N3で勉強したのに、長男と長女が思い出せない!」
と悔しそうにしていました。

覚えたはずなのに、とっさに出てこない。
よくあります。
普段使っていないような言葉が出てこないのは、私もしょっちゅうです。

# 「夫人」はなぜ妻?

「夫人」は漢字だけ見ると、
「夫の人」
なので、一見すると男性側の言葉に見えます。

でも実際は、「夫人」は妻を指す言葉です。

それを説明しながら、
「昔は男性中心の社会だった背景もあるのかな」
など、日本語そのものについても少し考えました。

言葉を学ぶと、文化や歴史にも考えが広がります。

# やってみて感じたこと

今回は、日本人同僚も加わったことで、
いつもより会話の輪が広がりました。

私一人では思いつかない説明もあり、
逆に日本人側が「え、どう説明するんだろう」と悩む場面もありました。

日本語を教えるというより、
みんなで「日本語を観察している」ような時間だった気がします。

こういうレッスンも、いいなと思いました。