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日本語教師

外国人プログラマと学ぶ日本語3:漢字「優・商・職・総」を語彙で教えてみた

前回の記事では、ミニテストの結果を受けて、
同僚が「N3をもう少しやり直したい」と話したことを書きました。

理由は、特に漢字にまだ自信がないとのこと。

そこで今回は、同僚からいくつか教えてほしい漢字をあげてくれたので、漢字のレッスンをしてみました。

対象はこの4つの漢字です。
・優
・商
・職
・総

# 今回やってみた教え方

今回は、漢字を1つずつ説明するのではなく、
よく使う言葉と一緒に教える方法にしました。

たとえば「優」は、

・優しい
・優先
・優秀

という言葉と一緒に説明しました。

「優しい」は知っていても、
「優先」「優秀」は知らない、ということもあります。

漢字って、訓読みと音読みもあるんですよね、
”やさ”しい と ”ゆう”しゅう。
こりゃ学習するのは大変だ。

同じように、

「商」
・商品
・商売
・商社

「職」
・職場
・転職
・就職

「総」
・総合
・総数

と漢字1つに対して、いくつか言葉をあげました。

そして簡単な例文も加えて、パワーポイントの教案を作成しました。

# ミニクイズもやってみた
最後に、簡単なクイズもやってみました。

① このタスクを(   )します
A 優先
B 商品

② 新しい(   )を開発しました
A 商品
B 優秀

③ 新しい(   )で働きます
A 職場
B 総数

こういう形で、
実際に使えるかどうかを確認しました。

# やってみて感じたこと
今回の授業をして、いくつか気づいたことがありました。

まず一つ目は、
N2の試験で本当に大事なのは「書けること」より「読めること」だという点です。

同僚と話していて改めて感じたのですが、
テストでは漢字を書く問題はほとんどありません。

それよりも、読解問題で長い文章を読み、
内容を正しく、そしてできるだけ速く理解することが求められます。

つまり、漢字は「書けるかどうか」よりも、
見て意味が分かるかどうかが重要になります。

二つ目は、
非漢字圏の学習者にとって、漢字はやはり難しいということです。

私が思うに
「少し形が違うだけで、似ている漢字がたくさんあって大変だ」
と思うんです。

私自身が漢字を教えていて、
同じ漢字をずっと見ていると、
だんだん形がよくわからなくなります。

いわゆる「ゲシュタルト崩壊」です。

「こんな字だったっけ?」と急に自信がなくなるあの感じです。

日本語ネイティブの私がそうなるので、
初めて漢字を学ぶ人にとっては、
かなり大変だろうなと改めて感じました。

そして、話していてなんとなく、少しだけ部首の話もしてみましたが、ほんとにどうやって漢字を覚えていくのがいいのかは、私にもわかりません(汗)

そして実は……
私自身も、漢字はそれほど得意ではありません(笑)

私自身も学んでいきましょう。

# 次回

次回は同僚が勉強していて読解で出てきた言葉から、

・様子
・事情
・一輪

この3つを教えてほしいという要望がでました。

様子と事情、どうやって教えようかしら・・・なかなか難しい。